緊急宣言の延長で色々な施設が閉鎖していますが家の中にばかり閉じこもっていると子供もストレスがたまりますよね。
そんな時は思い切って親子でハイキングにでかけてみませんか?
皆さんは札幌市の『円山』って聞くと何を思い浮かべますか?
動物園?球場?
今回ご紹介するのは誰もが知っている札幌市中央区にあるこんもりと丸い形をした山「円山」です!いつも見ているけど頂上まで行った事がない方も多いと思います。
我が家では子供が3歳の時に初めて「円山」に登りました。その時の経験があまりに楽しくてそれ以降も家族で道内の山にでかけるようになりました。
「円山」は、市内中心部から近い事と標高差が少ない低山なので子連れには大人気の山です。平日に行くと近隣の保育園の子供たちが先生と一緒に登っている姿を目にしますがそれくらい身近な山なんですよ。
「円山」ってどんな山?
正式名は「円山原始林」標高225mです。(参考までに藻岩山は531mです)
この「円山」は低いだけではなく、1921年の今から100年前に史跡名勝天然記念物に指定されているんです!街中にある山なのに一歩足を踏み入れると魅力的な自然をたくさん目にする事が出来ます。
そして一番の魅力は頂上からの景色なんです。
まるで札幌の街が目の前に飛びこんでくるような迫力なんです!
ハイキングのルート
ルートは2通りあります。
①円山動物園の横から上るルート
②円山八十八カ所大師堂から上るルート
②は勾配差が少なく登りやすい事と地下鉄円山駅にも近いので今回は②のコースを紹介しますね。所要時間は休憩をはさんでも個人差はありますが往路が約40分、復路が約30分くらいです。
八十八カ所ルートの登山入り口はこちらの地図で事前にご確認下さい。
円山公園
注意!!登山口付近にトイレはありませんのでスタート前に公園内のトイレで事前に済ませましょう
スタートは円山大師堂の石仏が並んでいる横から進みます。登り始めてすぐに急な勾配がありますが長くは続かないので安心してくださいね。
そのうち大きな木が見えてきますがかなりの高い確率で「シマリス」や「エゾリス」に出会えます!私も30回くらい登っていますがほぼ毎回出会えています!とってもかわいいですよ!
山の中は木々に囲まれているので頂上までほとんど景色が見えないのですがチラッと見える箇所もあります。疲れている時はちょっとしたご褒美の景色ですね。
この風景に「見て!見て!」と興奮した子供たちの歓声が聞こえます。
順調に進むと約40分後には頂上です!
低山ならではのだいご味で本当に街が近いですよね!当たり前ですが藻岩山の頂上からの景色よりも何倍も近さを感じます。
晴れている日は中央区に住んでいる方ならお家も見えるかも!
近くにはJRタワー、さっぽろテレビ塔、遠くには札幌ドームや野幌森林公園が見えます。
そしてすぐ隣に見える藻岩山を眺めながら、きっと「次は藻岩山を登ってみたい!」と言われるかもしれませんね。
頂上は比較的狭くゴツゴツとした岩場になっていますので気を付けてくださいね。頂上で休憩したらいよいよ下山です。実は登りより下りの方が転ぶ事が多いのでゆっくり下りましょう。
服装のポイント
※円山は運動靴でも十分ですがゴツゴツした岩場もあるので出来るだけ底が厚い方が歩きやすいです。たまにサンダルの大人を見かけますが絶対にNGです。
※かなり汗をかくので速乾性の素材がおすすめです。(なければ一枚着替えがあると良いですね)
※虫が寄ってこないように黒っぽい色の服はさけましょう。
持ち物
※飲料水(途中にトイレがないので利尿作用のあるお茶より水が良いでしょう)
※手ぬぐい(あせふきタオル)
※行動食(飴とかチョコなど)
※虫よけスプレー
※雨具(カッパなど)
※バンドエイド
※円山に熊は出没した話は聞いた事がないですが心配ならばクマよけの鈴
駐車場
登山口に一番近い駐車場は目の前にある北海道神宮の駐車場です。近くて便利ですが一時間500円です。費用をおさえたい場合は少し遠くなりますが円山公園の第2駐車場ですと一日700円です。
コロナ禍ならではのマナー
本来ハイキングではすれ違う際にはお互い「こんにちは!」とあいさつする事が多いのですがコロナ禍ですので小声や軽い会釈で控えめにお願いします。
山であってもすれちがう際にはソーシャルディスタンスを保とう!
頂上で景色を見ながら食べるおにぎりは最高に美味しいのですが頂上はせまいので混雑している時の食事はあまりおすすめしません。(誰もいなければ良いと思います)
最初は「子供なのに登れるのだろうか?」と心配をしました。
ところが心配ご無用どころか子供の方がぴょんぴょんとウサギのように軽々と登り逆に私がついて行くのが大変でした。(汗)
親子で道内の山をたくさん登山しましたが、あらためて街中なのにこんなに魅力的な山が近くにある事はとっても珍しいと思いますので是非親子でチャレンジしてみてくださいね。
・円山公園内HP
★★★この記事を提供してくれたのは・・・
北広島市在住 RUN39さん
Thanks!